こんにちわ!Mikiです。
私は、アメリカのニューヨークに約1年滞在していました。
その滞在中にトランプ氏とヒラリー氏の大統領選挙が行われて、ニューヨークも選挙でとってもエキサイトしました。
それから2年が経ち、アメリカ時間の11/6(火)に中間選挙が行われました。
中間選挙はその時の大統領の中間テストとも言われています。
なぜ、中間選挙というのか?また”中間選挙の意味からアメリカの政治の流れ”などを簡単に、このブログで図でわかりやすく紹介しています。
アメリカの政治に興味がある方、アメリカ留学を検討されている方はぜひ、最後まで読み進めてみて見てください。
アメリカ中間選挙とは?
今、話題の「中間選挙」とはその年の前の大統領選とその次の大統領選の間に行われる、次期上院議員と下院議員を決める選挙のことです。
2年置きに大統領選の中間に行われるので「上院議員下院議員選抜選挙」という長い名前ではなく短く「中間選挙」(midterm election)という言い方をします。
予断ですが、アメリカ人は英語が伝われば良いと思っている文化なので日本のように難しい言葉を発することがかっこいいと思っておらず、短く簡単に済ませる言い方が好きです。
「中間選挙=上院議員と下院議員を決める選挙」なのはわかったけど、上院議員と下院議員とはどんな役割をする議員なのか?
次を見てみましょう。
上院議員と下院議員の違い
アメリカ政治は上院議員と下院議員の2種類の組織で成り立っています。
それぞれの人が、共和党と民主党のどちらかに所属しています。
下記の図を見てみてください。
上院議員は任期が6年と長く、各州から2名選出されます。
その3分の1を2年置きに入れ替えています。(約35席)
下院は任期が2年と短く、”一定の人口の中から選ばれている”ので議席数も上院議員よりも多く、その分狭い範囲の困った問題などを取り上げることができます。
ただし、2年での任期なので彼らの任期の2年目は選挙に費やされてしまいます。
"実質1年の議員なのであれば、法案が通るのに時間がかかった場合、うやむやになりあまり意味がないのではないか?"と今後の課題にもなっています。
上院は、役割として、大統領の傍で国の政策を決めています。
しかし下院はそのお金のやりくりをしています。
仮に、上院がある法案を決めても、下院がそれにお金をスムーズに出してくれなければ政治はうまくいきません。
例えば、上院が共和党が作ったる法案を通したくても、下院に民主党所属の人が多ければすぐにお金を出してくれません。
上院下院の議席数は政策を通すのに仲良しでなければ、スムーズな政治は成り立ちません。
これがアメリカの政治の流れです。
では次に、よく話題になるアメリカ政治の”国会のねじれ”について見ていきましょう。
国会の「ねじれ」は日本よりもアメリカの方が起こりやすい!
基本的には選ばれた大統領の党員たちが上院下院共に議席を過半数埋めることができます。
ですが、トランプさん(共和党)のように問題を起こし過ぎてしまうと、この中間選挙で下院議員の選挙に大統領が所属している党とは逆の党が勝つという現象が起きます。
これが「国会のねじれ」といわれる状態です。
今回の場合、トランプさんは共和党ですが、中間選挙では民主党が勝ちました。
下記の図が今のアメリカの政治の議席数の状態です。
上院議員は任期が6年なので中間選挙ではその3分の1の議席数(35席)しか争う事ができないので、いきなり変わることはありませんが、
下院議員は一定の人口から選ばれている人たちなので完全に国民の意見で選ばれた議員たちが席を埋めます。
つまり、中間選挙で国民が多く選んだ党が今の国民の意思になります。
「ねじれ」と言われる現象はよくおきます。
その年の大統領の支持率は下がることが多いです。
その点は日本も同じだと思います。
その為、国民の意思を確認する中間選挙で「やっぱり違うことをやってみよう」と考える国民が多いです。
よって「国会のねじれ」が発生します。
そして過去の歴代の大統領たち、オバマ氏、ブッシュ氏、クリントン氏も中間選挙で同じ経験をされています。
そのぐらい多い頻度で「国会のねじれ」は発生しているのです。
共和党と民主党の考え方の違い
あなたはアメリカが二党制を採用しているのはご存知ですよね?
ですが、この2つの政党の違いをイマイチ理解できていないのではないでしょうか?
以下の図で共和党と民主党の考え方を簡単に表しています。
ぜひ、参考にしてみてください!
ものすごく簡単にいうと・・・
fa-star共和党はお金持ちの人が支持しやすい党
fa-star民主党は庶民的な方が支持しやすい党
もちろん、全員のお金持ち・全員の庶民的な方決まって、共和党や民主党に投票するわけではありません!
厳密に言えばいろいろと違いますが、実際に投票しない私達は、このように理解しておけば十分でしょう!
人それぞれ、政治的な考え方がありますのでこんな考え方あるんだと言う風に、サラッと覚えておきましょう。
最後に
今回は「中間選挙からアメリカの政治の流れ」を簡単にご紹介しました。
さらに、「国会のねじれ」の状態はアメリカでは本当によく起こることで珍しいことではありません。
また次の大統領が決まる時に下院議員の議席数を取り返すことが可能です。
さらに詳しい情報が知りたい方は以下の記事が参考になると思いますので、ぜひ読んで見てください。
BCC Japan「【解説】トランプ大統領の勝算は? 米中間選挙を分かりやすく解説」
日本はアメリカと割りと仲良しなので、この動きが多方面から自分に影響してきます。
私もトランプ氏の移民政策が自分に影響した事があります。
南米系の方のVISAの制限をかけられてしまい、NYの私の母校である語学学校の生徒が不足してしまい、その学校がつぶれてしまいました。私の母校はもうありません。
自分には関係ないと思っている事も、NEWSで大きく取り上げられることは自分にもどう影響するのか考えてみましょう。
考える、疑問を持つことはあなたの人生に大きく役立つでしょう。
"Miki's English Cafe"は元OLの私が、30代で渡米した経験から"なりたい自分になる英語"をコンセプトに、ブログで英会話や留学の情報配信をしたりマンツーマンの英会話レッスン・女子だけで英語を楽しく話す「英会話のカフェ会」・30代をもっと自分らしく生きるためのイベントの企画/運営をしています。世間が大好きな無駄な資格取得やスキルアップなどをせず、今のままの自分を楽しむ人生を英語をツールにしてサポートしていきます。もっと”Miki's English Cafe"を知りたいと言う方はぜひ、 LINE@でお友達になって、直接私とお話しましょう!(Miki)